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第3回:世界がもし100人の村だったらどのような切り口で切り分けるかという話

科目概要
MBAの人気科目の1つ、マーケティング。本連載では「基礎より手前」にフォーカス。「なるほど、マーケティングってそういうことか!」と腑に落ちるところまで噛み砕いて、BBT大学院の修了生の方にわかりやすく解説してもらいましょう!

科目名 マーケティング概論
担当教授 数江 良一 教授
執筆担当 佐藤 祐樹さん 2015年MBA取得
第3回(全6回) 世界がもし100人の村だったらどのような切り口で切り分けるかという話
作成 2017/11/1

丸いピザはどう切っても丸い

丸いピザは、どんな切り方をしても、全部合わせればまた丸くなります。
どこかに空白ができたとしたら、誰かがつまみ食いした証拠です。

もしピースが余ったら…?昨日の食べかけのピザが混入したのでしょうか?
余計なピースには関わらないほうが無難です。
お腹を壊す前に捨ててしまいましょう。

セグメントって何?

今回の質問。
セグメント、という言葉の意味は?

これはわたしがMBAコースに入学して最初に調べた単語です。
こんな言葉も知らないでビジネススクールに入ったのか?なんて言われましたが、知らないものは知らないので仕方ありません。
調べて、理解して、自分のものにすればいいだけです。

セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの頭文字を取ってSTPと言いますが、その最初に出てくるセグメンテーションという言葉は非常に重要です。

重要ですが、ビジネスの現場では非常に混乱しています。
誤解されて使われていることが多いので解説します。

ざっくり③ セグメンテーションは切り口が勝負!

セグメントとは、いろんな切り方で切ったピザの各ピースを言います。
全部合わせれば丸いピザに戻りますが、この丸いピザ全体がひとつのマーケットを表します。

切り方は、ちゃんとした法則を設定すれば、自由です。
この切り方のことをセグメンテーションと呼びます。
バラバラのセグメントにするのがセグメンテーションで、各セグメントをパズルのように組み合わせると、元の丸いピザに戻ります。

何の話をしているかわからないかもしれません。
例を挙げましょう。

世界がもし100人の村だったら

『世界がもし100人の村だったら』という有名な話があります。
初めて知った人だけではなく、もともと知っている人も、改めて検索して読んでみてください。

この話は、世界をセグメンテーションすることで人を感動させる、というコンセプトの物語です。

「もし世界が100人の村だったら、52人が女性で、48人が男性です」。
性別という切り口で2つのセグメントにセグメンテーションしています。
合わせると100人で、ヌケやモレはなく、余計なピースが余ったりもしません。
丸いピザの完成です。

「61人がアジア人で、13人がアフリカ人、13人が南北アメリカ人で12人が欧州人。あとの1人が南太平洋地域の人です」。
地域でセグメンテーションしています。全部合わせると100人で、ヌケやモレはありません。

「すべての富のうち、6人が59%を持っていて、みんなアメリカ合衆国の人です。74人が39%を、残りの20人がたったの2%を分け合っています」
複合的なセグメンテーションですね。
富の量という切り口で世界全体の100人をセグメンテーションしています。
また、富そのものも、量でセグメンテーションされているので、全部足すと100%です。

どんな切り口で切り分けるか?

前回、市場とはなにか?を説明しました。
セグメンテーションとは、その市場を丸いピザだと考え、さまざまな切り口で切り分けていくことです。
ようは、「どんな切り口で切り分けるか?」 がセグメンテーションです。

ポイントは、合わせれば完全な丸いピザに戻ることです。
空白があったらヌケやモレがあるはずだし、余ったピースがあれば重複してカウントしている可能性があります。

切り口には、年齢、ジェンダー、地域、年収、趣味の属性など無数の考え方があり、正解はありません。
STPの順番で言うところの、次の「ターゲティング」につながる切り口を試行錯誤しましょう。

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