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第1回:誰かに聞く前に読んでおきたい、マーケティングってそもそも何?という話

科目概要
MBAの人気科目の1つ、マーケティング。本連載では「基礎より手前」にフォーカス。「なるほど、マーケティングってそういうことか!」と腑に落ちるところまで噛み砕いて、BBT大学院の修了生の方にわかりやすく解説してもらいましょう!

科目名 マーケティング概論
担当教授 数江 良一 教授
執筆担当 佐藤 祐樹さん 2015年MBA取得
第1回(全6回) 誰かに聞く前に読んでおきたい、マーケティングってそもそも何?という話
作成 2017/10/18

マーケティングって何?

みなさんに質問します。
マーケティングって何でしょう?

マーケティングという言葉は、誰でも気軽に使う単語なのにもかかわらず、人によって解釈が大きく違うように思います。

ある人は宣伝広告のことだと思っていますし、ある人は市場調査を外注することだと思っています。販売戦略を作ること、だと思っている人もいるでしょう。

言葉の定義が食い違っていることで、議論がかみ合わず、無駄な時間を使っている企業が多いのではないでしょうか?

例えば、冒頭の質問について。
ネットで調べればたくさんの表現でたくさんの情報にヒットしますが、ひとことでざっくり言うと、こうです。

マーケティングとは、「売れる仕組みを作ること」です。

宣伝広告や市場調査は、売れる仕組みを作るために必要だからやることです。
営業担当者の販売活動も同様です。

もし、他の方法で売れる仕組みを作ることができれば、宣伝や市場調査も、営業活動さえも不要です。
そんなことをしなくても売れるわけですから。

マーケティングは敷居が高い?

マーケティングの世界は非常に奥が深いものです。
学んだことのない人にはとんでもなく敷居が高く感じられるものです。

例えば、世界中で使われている教科書の日本語版、『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント第12版』は、1,000ページの大作で1万円近くします。

そのぶ厚さと重厚感から、MBAの学生たちの間で「枕本」という愛称で呼ばれているほどです。

MBAのタイトルにチャレンジする学生でさえ、その威圧感に抗えず、なんとなくの理解だけで最終レポートに挑んでしまう、ということも(大きな声では言えませんが)見受けられました。

ビジネスの現場で誤解や混乱が生まれるのも無理ありません。

そこで今回からは、ざっくりすぎるくらいざっくりとしたマーケティングの解説をしたいと思います。

マーケティングのアウトラインはそう難しいものではありません。
STPとか4Pなどのフレームワークは、使えば使うほど奥の深さにため息が出ますが、基本はとても簡単です。
ざっくりとした理解でも、実務に充分に活かせるはずですよ。

奥の深さにため息をもらすのは、そのあとにゆっくり行いましょう。

ざっくり① マーケティングとは売れる仕組みをつくること

経営の父と呼ばれるピーター・ドラッカー先生はこう言いました。
「マーケティングの究極の目的は、販売活動をなくすことである」。

前述した通り、マーケティングとは売れる仕組みを作ることです。
営業担当者がいなくても売れるような仕組みができれば、それがマーケティングの理想形です。

売れる仕組みを作ること?
こんな大きなくくりで言ってしまったら、それは会社を経営することとイコールなんじゃないか?

そう思った人は勘がいいと思います。
その通りです。

マーケティングをするということは、経営をするということと同じです。

ドラッカー先生はこうも言っています。
「企業がやるべきことは、イノベーションとマーケティングの2つだけである」。

あなたがどんな部署のどんなポジションでも、ざっくりとしたマーケターの視点で仕事に取り組むことで、経営者目線で仕事をしていることになります。

次回から、そんなざっくりとした話をたくさんお届けしようと思います。

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