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第4回:問題を解決するために、モニター・分析・対策をやり続ける

科目概要
『問題解決思考』は、本質的問題の発見、解決策の立案、そしてそれを分かりやすく人に伝えるという、一連のプロセスを繰り返し実践することで、問題解決の思考習慣を身につけていく科目です。

ビジネスの問題の解決策に正解はありませんが、トレーニングすることでより精度の高い解を提案できるようになります。ではどうすればよいのか。そのヒントをBBT大学院の修了生に、分かり易く解説していただきます! 

科目名 問題解決思考
担当教授 炭谷 俊樹 教授
執筆担当 村上昌也さん 2015年MBA取得
第4回(全8回) 問題を解決するために、モニター・分析・対策をやり続ける
作成 2015/11/25

ピラミッド構成法を活用し自分の考えを明確に伝える

解決策を実行するには、様々な部門の人の協力が必要になります。また、協力してもらうためには、相手に自分の考えを伝えて、納得した上で協力してもらう必要があります。

しかし、ただ、「〇〇をしましょう」という結論を伝えるだけでは、納得する人はほとんどいないでしょう。各部門にはそれぞれの立場があり、社内といえども利害が衝突するからです。
そのため、この結論が導かれたロジックを明確にして、「どうしてこの結論に取り組むのか?」というところから、相手と認識を合わしておく必要があります。そのための最適なツールがピラミッド構成法です。

「結論」を頂点として、その下には、複数の「要約」や「まとめ」があります。「要約」や「まとめ」の大本はファクト(事実データ)です。

ピラミッド構成法を使うと、そのファクトから、どのようなロジックで結論を導いたのかが明確になります。

ロジックが明確になると、自分でも考えを簡単にチェックできる上、相手との認識も合いやすくなります。

キーパーソンを説得して仲間にする

次は、各部門を動かすために、その部門のキーパーソンを説得していきます。

前段で明確になったファクトとロジックをベースに、キーパーソンの興味関心や質問を想定して、説明内容を整理していきましょう。

結論から明示して、キーパーソンの「なぜ?」に答える形で話していくと、相手の理解度も高まります。

基本的には、ファクトに基づいたメッセージを展開していきますが、ファクトで証明ができない場合もあります。その場合は、他の可能性を否定することでロジックを組みます。

実際に伝える場面では、時間を有効活用するために、まず結論を明示します。そして、3Cの視点などで、全体の大枠を説明します。

その後、聞き手の興味に応じて、詳細説明をしていくようにしましょう。相手の興味がないところは省くなどの臨機応変な対応も大事です。

事態悪化に備える戦略代替案を用意する

解決策を実行する前に、事態悪化に備えた戦略代替案を考えておきます。

戦略代替案は実行するタイミングが大事です。タイミングを逃さないためにも、事前に考えて準備しておきましょう。

特に悲観的なケースをシミュレーションして、市場状況や仮定していた条件が変わっても打てる手を考えておく事が大事です。

市場、競合、自社ごとに解決策の実行を阻む障害はないか、現時点を基準にするのではなく、その未来も考えてみましょう。

例えば、自社が解決策を実行したことで、競合が対抗措置をとる事があります。そのような対抗措置に対する打ち手まで考える事が大事です。

競合や市場などの動きに合わせて、どの戦略代替案を実行するか、具体的なプランに落とし込んでいきましょう。

完璧な案より、実行するタイミングが大事です。具体的にいつどの時点で実行するかも意識してプランを作成していきましょう。

問題を解決するために、モニター・分析・対策をやり続ける

実行したら、モニターしてファクトを集め、うまくいっているかどうかを検証していきましょう。そして、何か良くない兆しが見つかれば、用意していた戦略代替案に切り替えるなどして、軌道修正していきます。

3Cが変化し続ける限り、問題は発生します。そのため、常にモニターした結果を分析し、対策を講じ続ける事が大事です。

問題解決に向けて、粘り強く取り組みを実行していきましょう。

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