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第2回:アイデア出しが不十分だとインパクトのある解決策に至らない

科目概要
『問題解決思考』は、本質的問題の発見、解決策の立案、そしてそれを分かりやすく人に伝えるという、一連のプロセスを繰り返し実践することで、問題解決の思考習慣を身につけていく科目です。

ビジネスの問題の解決策に正解はありませんが、トレーニングすることでより精度の高い解を提案できるようになります。ではどうすればよいのか。そのヒントをBBT大学院の修了生に、分かり易く解説していただきます! 

科目名 問題解決思考
担当教授 炭谷 俊樹 教授
執筆担当 村上昌也さん 2015年MBA取得
第2回(全8回) アイデア出しが不十分だとインパクトのある解決策に至らない
作成 2015/11/11

考える方向を明確にしないと良いアイデアが出ない

アイデア出しに有効な「戦略的自由度」という考え方を紹介します。

戦略的自由度は、ある問題を解決するために考える方向(軸)の事です。最初に戦略的自由度を明確にすることで、アイデアが広がりやすくなります。

まず、戦略的自由度を十分に洗い出して、効果的なものに絞り込み、その戦略的自由度ごとにアイデア出しを行います。

戦略的自由度は、ひとりよがりではなく、広い視点で考えていくことが大切です。そのために顧客インタビューなどを実施して、顧客の生の声から戦略的自由度を洗い出すようにしましょう。

例えば、本質的問題が「自社店舗に魅力がない」だったとしたら、「顧客はどういう店舗に魅力を感じるのか」というテーマでインタビューしてみるとよいでしょう。

このようなインタビュー結果を抽象化して戦略的自由度にすることで、より効果的なアイデアが出せるようになります。

考える方向を評価して絞り込み、アイデア出しを行う

戦略的自由度が明確になれば、それらをファクトで評価して絞り込みます。

・費用対効果が高いのか?
・競争優位性があるのか?
・すぐに実施出来るのか?

等を検討して優先順位を決めていきます。

この段階ではあまり厳密に考える必要はありません。ただ、自分の思い込みにならないよう、3Cの視点で検討するようにしてください。

優先順位の高い自由度が絞り込めたら、それらの自由度についてアイデア出しを行います。アイデア出しは数が勝負です。制約条件にとらわれず、どんどんアイデアを出していってください。

アイデア出しの後は、アイデアを評価して絞り込んでいきます。戦略的自由度の絞り込みと同じ基準で、有効そうなアイデアに絞っていきます。

2つの思考モードを明確に使い分けアイデアを深めていく

これまで見てきたように、アイデア出しでは、2つの思考モードを切り替えながら、アイデアを深めていきます。

☆発散思考
⇒広い視野で様々な方向に自由に発想を広げる

★収束思考
⇒不要なものを除き、重要ポイントを抽出する

☆発散思考 ⇒ プロセス①戦略的自由度の洗い出し
★収束思考 ⇒ プロセス②強化する戦略的自由度の絞り込み
☆発散思考 ⇒ プロセス③強化する戦略的自由度についてのアイデア出し
★収束思考 ⇒ プロセス④アイデアの絞り込み

これらのプロセスは、一方通行で終わりではありません。不十分だと感じたら、戻って繰り返してみて、納得のいくアイデアを出してみてください。

アイデア出しが不十分だとインパクトのある解決策に至らない

アイデア出しは、最初に戦略的自由度を考えて方向付けしておくと、格段に出しやすくなります。

また、アイデア出しは解決策の仮説の元ネタになるため、十分に出し尽くすことが大切です。納得出来るまで発散と収束を繰り返して、アイデア出しを行っていきましょう。

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