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第1回:問題を解決するためにプロブレム・オーナーシップを育もう

科目概要
『問題解決思考』は、本質的問題の発見、解決策の立案、そしてそれを分かりやすく人に伝えるという、一連のプロセスを繰り返し実践することで、問題解決の思考習慣を身につけていく科目です。

ビジネスの問題の解決策に正解はありませんが、トレーニングすることでより精度の高い解を提案できるようになります。ではどうすればよいのか。そのヒントをBBT大学院の修了生に、分かり易く解説していただきます! 

科目名 問題解決思考
担当教授 炭谷 俊樹 教授
執筆担当 村上昌也さん 2015年MBA取得
第1回(全8回) 問題を解決するためにプロブレム・オーナーシップを育もう
作成 2015/11/4

経営の視点から最も本質的な問題にフォーカスする

★平均的なマネジャー
⇒自部門の視点で問題解決を考える

☆プロブレムソルバー
⇒より高い経営の視点から最も本質的な問題にフォーカスし、その解決策を考える

平均的なマネジャーは、自部門の視点で問題解決を考えます。
これに対してプロブレムソルバーは、より高い経営の視点から最も本質的な問題にフォーカスし、その解決策を考えます。

複数の代替案を立案しファクトとロジックで徹底検証する

★平均的なマネジャー
⇒勘や経験、人の意見等を頼りに解決策を考える

☆プロブレムソルバー
⇒複数の代替案を立案して、ファクトとロジックで徹底的に検証する

平均的なマネジャーは、勘や経験、人の意見等を頼りに解決策を考えます。
これに対してプロブレムソルバーは、複数の代替案を立案して、ファクトとロジックで徹底的に検証します。

客観的にファクトとロジックで検証された解決策は、説得力があって周囲から協力を得やすくなります。

反対に、主観的な解決策は、本当にそれで解決出来るのかどうか、説得力に欠けるので周囲の協力を得ることが出来ません。

また、プロブレムソルバーは、ひとつの解決策だけでなく、解決策実行後の変化を予想して、「こういう場合はどうするか?(What if)」という、複数の代替案を準備します。

なぜなら、実行してすぐに成果が出る事はほとんどなく、必要に応じて軌道修正できるよう、前もって準備しておく必要があるからです。

そのため、予想通りに推移しているか? そうでないなら、なぜだろうか?という事をデータを見ながら常に検証しています。

プロブレムソルバーは、ファクトとロジックに基づき、「こうすれば解決する」という案(仮説)をまとめ、その仮説が正しいかどうか徹底的に検証します。そして、再度、仮説を構築して軌道修正していきます。

「全ての問題は解決する」という強い信念を持って成果を出す

★平均的なマネジャー
 ⇒分析・批判はしても困難があると成果を出せない

☆プロブレムソルバー
 ⇒「全ての問題は解決する」という信念のもと、成果を出すまでやり遂げる

平均的なマネジャーは、分析・批判はしても困難があると成果を出せません。

これに対し、プロブレムソルバーは、「全ての問題は解決する」という信念のもと、成果を出すまでやり遂げます。

ほとんどの場合、問題の根は奥深く、複雑で制約条件だらけです。だからこそ、中途半端な気持ちではなく、問題を「この私」が解決するという強い意志、つまり、プロブレム・オーナーシップが必要になります。

プロブレム・オーナーシップは、すぐに身に付くものではありません。しかし、そういう意志を持とうとしない限り、永遠に身に付くことはありません。

強い意志を持って、どんな問題でもファクトやロジックで検証を続け、問題解決に向けて粘り強く取り組む中で、プロブレム・オーナーシップが育まれていきます。プロブレム・オーナーシップが育まれていくにつれ、より大きな問題を解決出来るようになります。

これまで、見てきたようにプロブレムソルバーのベースとなる能力は、

1) プロブレム・オーナーシップ
2) ファクト・ロジックに基づく「仮説立案」、「仮説検証」のスキル

です。

これらの能力があるから、目に見える現象に振り回される事なく本質的問題を発見し、正しい問題意識を持つ事が出来ます。そして、ブレずに粘り強く、解決に向けて取り組むからこそ、成果が出るのです。

これから、このような問題解決思考のエッセンスを8回に分けてお届けしていきます。

全体で大きく2つの構成になっており、前半部分は【 基礎編 】、後半部分は【 実践編 】となっています。

第4回までの【 基礎編 】では、解決策の立案とその検証方法、実行までを解説します。

第5回以降の【 実践編 】では、事業戦略課題解決のための3種の神器や、問題解決思考を応用した新規事業立案の大まかな流れを解説します。

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