HOME > さらっと学ぶ! MBA-WEBレポート > 第1回:組織論を学ぶ意義

第1回:組織論を学ぶ意義

科目概要
『組織と経営』は、組織が目的を達成できるように、どのような組織を作り、どのように運営するべきかを学ぶ科目です。

「組織論」に正解や万能薬はありません。だからこそ過去からの組織機構の系譜を押さえ、組織が抱える課題を正しくつかみ、組織の構成員を活かすために、一人ひとりが深く考えることが重要になります。その思考のヒントをBBT大学院の修了生の方に、分かり易く解説していただきます! 

科目名 組織と経営
担当教授 後 正武 教授
執筆担当 佐藤祐樹さん 2015年MBA取得
第1回(全6回) 組織論を学ぶ意義
作成 2015/9/9

命題:やる気のない秀才君をどうやってやる気にさせる?

あなたの組織に、ものすごく優秀だけどやる気のない人材はいませんか?
もしあなたが経営者だったら、これらの人材をどう扱うべきだと思いますか?

やる気のない秀才君の問題

優秀だけどやる気のない社員は、エンジンがかかるまでに時間がかかります。
しかし、どうにか重い腰を上げてもらうことに成功したら、必ず結果を出してくれます。

一方で、彼らはとても優秀なので、サボりの技術も超一流です。
ちょっと目を離すと、自分の都合で、組織にとって不利な判断を平気で下します。
やり方が巧妙なので、上司がそれに気付かないこともしばしばあります。

今まであなたは、厳格なルールを設けてみたり、昇給を約束したりして、なんとか動機付けを促してきましたが、なかなかうまくいきませんでした。

経営者としては頭が痛い問題です。
あなたならどう扱おうと思いますか?

経営学の中の組織論の位置づけ

MBAに取り組む方々が、カリキュラムを通して一様に言うことのひとつに、「今まで経験や勘だけで仕事をしてきたことに恐怖を覚えた」というものがあります。

当たり前ですが、MBA(経営管理修士)は、物理学や数学と同じように学問であり、科学です。
経験や勘だけで仕事をすると必ず限界が来るから、わたしたちは科学的手法を学ぶ必要があるわけです。

MBAは様々な分野を幅広く学ぶことを求められます。
経営戦略論、ロジカルシンキング、会計やファイナンス、マーケティングやセールス、企業倫理…。
これらはそれぞれが密接につながっており、同時並行的に学ぶことで効率よく理解が深まります。

その中でも、組織人事論が担う役割は非常に大きいと言えます。
実際に現場で事業をドライブするのは「人」であり、それを効率よく活かすのが「組織」だからです。

BBT大学院のMBAでは魅力的な組織人事系のカリキュラムが充実しています。
概論『組織行動論』、心理学『戦略的人材マネジメント』、リーダーシップ論でもある『起業論』などが該当しますが、中でも経営管理専攻の必修科目『組織と経営』はユニークな講義です。
この科目では、「組織機構論」と「成員動機付け理論」、「効率向上論」の3つを、時系列の系譜として学ぶことができます。

この講義の構造は非常に意義があります。
何故なら、組織人事の問題ほど、100点満点の答えが存在しないものはないからです。

人類が培ってきた組織人事の理論を、この講義によって古代から現代までの系譜として学ぶことは、非常に示唆に富むエキサイティングな体験です。

そして、わたしたちはそれを憶えるのではなく、そこから学んだことを理解し、自分の仕事にどう応用するのか自分の頭で考える必要があります。

ビジュアルでわかる「組織論の系譜」
soshiki1

答えはないが仮説は作ることができる

さて、冒頭の問いかけに戻ろうと思います。
あなたは、やる気のない秀才君たちをどう扱うべきでしょうか?

前述の通り、組織人事系の問題には100%の答えがありません。
よって、身も蓋もない話ですが、明確な解は存在しません。

しかし、この講義から学んだことを活用して、仮説は立てることはできるはずです。

次回から、このような人材たちをどう扱うべきか考えていこうと思います。
あなたならどうするか、いま一度考えてみてください。

本サイト「MBA-HOLDERS'INFO」で紹介しているレポートの完全版やWEBレッスン資料は、
無料で提供しています。ご希望の方は、以下よりご登録後、ダウンロードできます。