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第4回:基本的な考え方を理解していないとロジックが活かせない

科目概要
BBT大学院の人気科目であり、「論理的思考」を身に付け、活用していくための根幹となる科目、それが『問題発見思考』です。

問題を発見するとは、物事の実態や本質を正しく理解するということ。そのためには、事実を集め、分析し、論理的に問題を見つけ出すというステップを踏むことになります。しかし、ただ単に問題発見における思考プロセスを学ぶだけでは”実践”では使えません。では、どうやって実践で使える力に変えていくのか、そのポイントを、BBT大学院の修了生の方に、分かり易く解説していただきます! 

科目名 問題発見思考
担当教授 斎藤 顕一 教授
執筆担当 村上昌也さん 2015年MBA取得
第4回(全8回) 基本的な考え方を理解していないとロジックが活かせない
作成 2015/7/1

本質的問題の発見にロジックは欠かせませんが、基本的な考え方を理解していないと、ロジックで考える事が活かせません。それでは、ロジックで考えるための基本的な考え方とはいったい何なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

「軸足」をしっかり定めると正しく考える事ができる

ロジックで考えるための基本的な考え方は、「軸足」をしっかり定める、です。軸足は自分がどういう視点で考えているか?と言った方が分かりやすいかもしれません。

本質的問題を発見するための分析は、「全体感を捉えて、それから細部に降りていく」という流れになります。

この時、軸足がしっかり定まっていないと、細かい所の分析は出来ても、最後に整理統合してまとめ上げる際に、整合性がとれなくなってしまいます。

これでは、いくら分析をしたとしても「要は何が起っているか?」という意味を理解する事は不可能ですので、本質的問題を発見することは出来ません。

ロジックで考える際は、軸足がしっかり定まっているかを常にチェックしながら考える事が大事です。

問題解決は、企業の業績を高める事などが目的になりますから、市場を分析する時の軸足は、「どこに市場機会があるか?」であり、また、競合を分析する時は、「誰(何)が自社の顧客を奪うのか?」が軸足になります。

このように、軸足をしっかり定めてから、ロジックで考えるようにしてください。

「全体感」を捉えて構造化すると格段に理解が深まる

次の基本的な考え方は、「全体感」を捉える、です。

本質的問題発見のための分析は、大きな所から順番に、より小さな所に降りていくのが原則です。大きな所をどう考えるかが「全体感」の捉え方です。

私たち個人の生き方が、生活環境や職場、家族・友人などから影響を受けているように、企業行動も、顧客や競争相手、その他の外的要因から影響を受けています。

そのため、自社だけでなく大きな所から、つまり、日本の経済や市場・競合の状況が、自分たちにどのような影響を与えるかを常に意識して捉えておく事が大事です。

大きな所のイメージは目的等によって変わってきます。通常は、日本経済等が大きな所になりますが、業種によっては、グローバルな視点が必要になる場合もあります。

自社を取り巻く環境を理解する場合、大きな所から順番に、
1) マクロ経済や規制緩和などの「外的要因」
2) 「市場」
3) 「競争環境」
4) 「自社」
となります。

それぞれ1)~4)で、もし疑問に感じるところがあれば、「なぜ?」を追求して理解出来るまで分解して考えてみることが大事です。

そこで分かった事をまとめて関連づけていくと、格段に理解が深まるようになります。

全体感を捉えずに、やみくもに分析してしまうと、分析結果から意味合いの抽出が困難になるばかりでなく、本来必要のない分析までする事になるので、好ましくありません。

まずは、全体感を捉えてください。

そうすると、どういった分析をすれば良いかが分かります。また、全体を構造化する事ができますので、ロジックで正しく考えられるようになります。

問題解決に限らず「軸足」と「全体感」は仕事の重要な考え方

「軸足」と「全体感」を捉える事は、問題解決に限らず、仕事をする上での重要な考え方です。仮に、あなたが上司から「営業スタッフ別年間売上」を集計するように頼まれたとしてください。

これを、ただ集計するのではなく、自分で軸足をしっかり定めて仕事の全体感を捉え、最適の方法を考えて実践すれば、より価値の大きい仕事ができます。

例えば、軸足を「依頼者の期待値を超える仕事をする」と定め、目の前の仕事を考えてみると、依頼された仕事の裏には、その目的や依頼者の期待値が隠れています。

ただ単に、営業スタッフ別に年間売上を集計すれば良いだけと思っていた仕事が、企業業績の課題を見つけるための集計だということが分かれば、自分で色々と工夫する事ができます。その工夫が仕事の価値増大につながるのです。

「軸足・全体感」を感じながらロジックで考える

ここでは、ページの都合上省略しましたが、講義では、問題発見において基本となる軸足の定め方が解説されています。

やみくもにロジックで考えるのではなく、まず「軸足」を定めて「全体感」を捉えた上で、ロジックで考えてみてください。

最初は違和感を覚えるかもしれませんが、慣れてくると、とても良く物事が理解出来るようになります。

普段から、「軸足」と「全体感」を感じながら、ロジックで考えるようにしてみてください。

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