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第1回:マーケティングとはどのようなもの?

科目概要
経営を体系的に学ぶ際に、中心に位置づけられるものの一つが「マーケティング」です。

広告宣伝や販売などの狭義の枠組みにとどまらず、企業の社会的責任を実現することに始まり、商品企画、販売、その後のサービスに至るまで、意識せずに行っている企業活動の多くがマーケティングと言ってもいいかもしれません。

このように、多岐にわたるマーケティングの概念やフレームワーク、手法などを本連載で網羅することは至難の業ですが、身の回りで起きている事象を「マーケティング視点」で意識しなおすきっかけになるよう、MBAホルダーである、BBT大学院の修了生の方に分かりやすく解説していただきます。

科目名 マーケティング概論
執筆担当 居藤 誠さん 2013年MBA取得
第1回(全6回) マーケティングとはどのようなもの?
作成 2014/10/22

マーケティングとはどのようなもの?

マーケティングと聞くと広告・PR活動などのプロモーションを思い浮かべるかもしれませんが、それだけではありません。マーケティングの基本的なフレームワークの一つに4P (Product, Price, Place, Promotion)という考えがあります。つまり、プロモーションはマーケティング全体における一部分にすぎません。

マーケティングは、多くの場合、顧客・市場に焦点を当ててニーズやウォンツを確認し、どのような製品やサービスであれば市場に受け入れられるかを導き出します。また、その価格がいくらであれば適正で、どの地域や国をターゲットにするべきかを判断します。その上で、商品やターゲットに合わせたプロモーションを行います。

その他にも、パッケージはどうするか、ブランドをどう築くか、どのような流通形態とするか、などもマーケティング活動に含まれます。

更に現代は、インターネットの普及で消費者の立場が強くなっており、大企業でも1つの不祥事で倒産する時代です。マーケティングも、利益の追従を目的にするのではなく、顧客に必要とされる製品やサービスを生み出して、社会や地域に貢献することで、結果として利益を得るという考え方がとても重要になっています。

マーケティング活動の担当者は誰?

マーケティングについては、多くの企業が専門の部署を持っているのではないでしょうか。

専門部隊がいるから自分には関係ないと考えるかもしれませんが、現代では誰もが何らかのかたちでマーケティング活動の一躍を担っています。

需要が供給を上回っていた時代は、大量生産でコストを下げ、販売価格を下げることでどんどんモノが売れました。しかしながら、需要が供給を下回って過剰在庫を抱えるようになり、製品もコモディティ化して差別化が難しくなった現代では、社内の全員がマーケティング意識を持ち、絶えず顧客に満足や安心感を与えるための活動を考え、実行することが必要になります。

マーケティングを学ぶとは?

マーケティング概論では4P、SWOT分析、STPなどのフレームワークを多く学びます。これは、経営やマーケティングにおける「共通言語」を学ぶとも言えます。マーケティングを体系的に学ぶことで、自社のマーケティング活動の全体像を理解することができ、自身の日々の業務改善にもつながります。

さらに、日常生活においてもアンテナが高くなり、気づきが増えるようになります。

例えば、私がよく行くファミリーレストランでは、サラダが複数人で食べるサイズだったものから1人前のサイズに変わりました。

何気ないことですが、マーケティングの視点から考えると、消費税増税を考慮してサイズを小さくすることで値ごろ感を演出したのではないか?あるいは単身世帯の増加を考慮して1人前のサイズとすることで注文しやすくしたのではないか?

などメニューの変更理由を推測することができます。この先、メニューが戻ることがなければ店側は一定の成果ありと判断していることになりますので、今後が楽しみです。

次回からは具体的にマーケティングの共通言語やフレームワークについて説明していきます。

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