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第1回:変化する仕事に対する意識をどうマネジメントするか!?

科目概要
『戦略的人材マネジメント』は、企業の競争力を支える根幹とも言える「人材」をどう最大限に活用し、マネジメントしていくべきかに注目した講座です。
社員一人ひとりの仕事への動機が多様化している現在、その「意識の変化」に着目したマネジメントをし、時代と組織の要請に応えていくことは、多くのビジネスパーソンの方に共通した課題と言えるかもしれません。

全てのビジネスパーソンが「自分事」と感じられるこの科目を、実際に学んだBBT大学院の修了生に、わかりやすく皆さんにご紹介していただきます。

科目名 戦略的人材マネジメント
担当教授 川上 真史 教授
執筆担当 佐々木 綱さん 2012年MBA取得
第1回(全5回) 変化する仕事に対する意識をどうマネジメントするか!?
作成 2014/6/18

あなたが働く動機とは?

あなたは何のために働いていますか?

この問いにすぐに答えることができるでしょうか?

そしてその答えはひとつでしょうか?

おそらく「一言で答えられるほど単純ではない」と思った方も多いでしょう。

今、この問いに対する答えの多様化が進んでいます。言いかえれば、企業で働く人材の意識が大きく変化しているということです。そして、仕事に対し単純に出世や高収入を求めるのではなく、自分の人生やキャリアにとっての意味を感じられるかどうかを求め始めているということでもあります。

企業の人事担当者のみならず、部下を持つ立場にある方々は、人材の意識の変化をマネージしながら、従業員がいかに能動的に働き成果を上げるかを考えていかなければならないのです。

「戦略的人材マネジメント」では、このような状況に直面した我々が、いかに考え行動すべきかを心理学的な側面も含め学んでいきます。このメールマガジンでは、具体的な事例を取り上げながら、実際の講義で学べる内容の一部をご紹介して行きたいと思います。

冒頭では、人事人材論を取り巻く環境が変わってきているということを述べましたが、初回ではその変化についてもう少し詳しくお話しします。

働くモチベーションが昔と今では大きく変わった!

ひと昔前まで、日本のビジネスパーソンにとって、仕事とはつらくても、理不尽であっても、やらなくてはならないものであり、その苦労の先にある出世や高収入が最大の目的でした。

それに対応するように、これまでの企業の人事制度の基本となってきたものは、外部から与えられる、例えばポジションや収入などの「外的報酬」でした。

社員はそれらを求めて、つらい仕事や意味を感じられない業務にも耐えてきたのです。その根底にあったのは、人と比較して足りないものを手に入れたいという動機でした。

一方で今求められ始めているのは、外部から与えられる見返りとしての報酬よりも、より内面的なもの、精神的なものに変わってきています。それは自分が仕事をやっていて楽しい、やりがいを感じる、社会的意義を感じる、成長が実感できる、という内側から感じられるような「内的報酬」です。そして何がその人にとって内的報酬、つまり仕事の動機になるかは個人個人で異なるのです。

時代の要請に応える人事マネジメントとは

従来の、「人と比較して足りないものを手に入れたい」という欠乏動機を前提とした外的報酬による人事制度は、当然ながらうまく機能しなくなります。

結果として、このミスマッチが人材の流出や生産性の低下を引き起こしてしまうのです。つまりこれからの人材マネジメントには、内的報酬をいかに組み込むかという思考が必要不可欠なのです。

さて、今回のキーワードでもある「仕事に対する意識の変化」を、皆さん自身、周囲の方の考え方などで実感されているのではないでしょうか。

次回以降も、様々な環境変化の中で必要になる、マネジメント層ならぜひ押さえておきたい「人材を最大限に生かしきるための考え方」をご紹介していきたいと思います。

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